位置情報を用いた新しいアプリやマップサービスを開発するとき、たくさんのデータが必要になります。特に定期的に更新されるようなデータの場合、アプリやサービスもその都度更新が必要になります。また、ユーザー視点でもデータは最新である必要があるため、アプリやサービス開発におけるデータの収集、更新作業に悩んでいる企業様は多いようです。今回はPigDataスクレイピング代行の今までの実績の中から、マップサービスのマスターデータ更新方法を悩んでいた企業の事例をご紹介します。
スクレイピングで店舗の住所を取得
マップサービスには「ランドマーク」となる場所のデータが必要です。商業施設など目印になる建物や店舗のデータを取得することで、ランドマークを配置することができます。
ランドマークをマップサービスに設定するにあたって最低限必要なデータは「名前」「住所(緯度経度)」です。
例えば、セブンイレブンのようなコンビニエンスストアをランドマークとして登録します。セブンイレブン公式HPの店舗検索ページには全国の店舗情報が掲載されています。
都道府県・市町村ごとにわかれ、全国で21,034店舗(2019年8月末)もあるため、人の手で一件一件データ化していくのは大変です。
参照:セブンイレブン
これら、ランドマーク設定に必要なデータを、スクレイピングによってすべて取得します。マップに電話番号も掲載されているとユーザーによいサービスになるため、電話番号も取得します。
マップ上に設置するためには、住所を位置座標(緯度経度)に変換する必要があります。 例えば、「札幌北野3条 〒004-0863 北海道札幌市清田区北野3条5丁目17-12」は「経度: 141.446749/緯度: 43.008160」と変換され、マップ上に設置することができます。
住所を位置座標に変換することができるサービスもありますが、プログラムで一括変換することもできます。
新規店舗も逃さずスクレイピング
コンビニエンスストアのような商業施設は定期的に新店舗ができたり、閉店したりします。それを常に監視して、データを更新することも大変な作業となります。
定期的にスクレイピングを設定し、そのような変化(差分)があった時のみお知らせを送る、といった機能も設定することが可能です。
APIでアップデートも自動化
差分があることがわかっても、そのデータをサービスに入れる作業を毎回行うのが手間な場合があります。PigDataスクレイピング代行では、差分をアラートするだけではなく、自動でデータを直接マップに登録できるAPIシステムを開発することもできます。
PigDataではスクレイピングでデータを取得するだけではなく、その先の自動化システム開発までお手伝いいたします。