既存事業改善
競合調査・監視
マーケティング
家電業界は、毎年少しずつアップグレードしたモデルをリリースしています。機能の改善はもちろん、デザインやユーザビリティについてもよりよくしていかなければなりません。今回は、ユーザーからの口コミを収集・分析して、新製品の改善・企画をしたいメーカー企業の事例をご紹介します。
ECサイト、口コミサイトのデータの特徴
ECサイトの口コミからは商品の仕様に関して具体的な口コミが多く存在します。
一方、口コミサイトには単に商品に対する口コミだけではなく、ユーザー同士がQ&Aのような会話形式で情報交換をしている場もあります。そこから、商品改善やクレーム低減につながる施策を考えることができます。
口コミデータを分析
収集した口コミデータから、口コミに頻出する「特徴語分析」、【値段 - 高い】【操作性 - 良い】などのかかり受けを見つけだす「かかり受け頻度分析」、特徴語と共に出現している単語を抽出する「共起語分析」、口コミやレビューの評価と売上、クレーム件数に相関があるのかを「統計分析」することができました。
そこから、人間の勘だけではなく、データによる商品の評価、特徴、顧客による潜在的な期待がわかり、より具体的な商品改善方針を立てることができます。
自社データだけでなく他社データも
ECサイトや口コミサイトには、自社製品のデータだけではなく、他社製品のデータも存在します。競合他社製品の口コミデータを同様に分析することで、同類製品の長所や短所もユーザー目線で知ることができるため、アンケートなどの自社データだけではわからなかった点も拾いだすことができます。
より多くのデータで的確な商品企画を立てることができました。