既存事業改善
自社製品に関する蓄積されたデータがあるのに、それをうまく活用できていない、という企業様は多いです。今回は、ホテルに設置する自社製品の必要台数を決定するためのシミュレーションを、蓄積したデータから算出してほしい、というデータ活用コンサルティングを行った事例をご紹介します。
データとシミュレーションのかけ合わせ
現実的に起こりうる事柄を確率的に示し、実際のデータとかけ合わせて理想的な確率分布に近づけていくことで、変動的である現実世界を数学的に再現することができます。
これらはあくまで設定された条件下での理想化されたモデルであるため、100%そのモデルどおりになるわけではありませんが、これを知ることで経営上の意思決定におけるひとつの材料として用いることができます。
今回は、過去のデータをもとに、予約充填率、各お客様の給湯器使用確率を定め、シミュレーションを数万回行ない、「X台給湯器を設置すれば、99%の確率でお湯が出ないという問題が起こらない」というXを求めました。
計算された確率を営業に活かす
経営上、100％安全な解答を出すことは必要ありません。また、不可能でもあります。確度の高い選択をするために、数学的なシミュレーションを用いることが求められています。